ケロッグ経営大学院　モーニングセッション22

折れない心を作る　～経営戦略としてのメンタルタフネス経営～

講師： 渡部 卓
帝京平成大学　現代ライフ学部　教授 （2014年4月1日より就任予定）
株式会社 ライフ バランス マネジメント研究所　代表取締役

講座内容

コラボレーション型リーダーシップを旗印とする世界最高峰のビジネススクール、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院日本同窓会とアカデミーヒルズが送る知の交流。

同校教授を始め、日本や世界を変えて行こうと果敢、かつ情熱的に活躍する卒業生や関係者を招き、ケロッグならではのカジュアルな雰囲気のなかで講演やディスカッションを通じて、チャレンジ精神溢れるマネジメントの最先端や大胆なリーダーシップの真髄に触れる朝食会のシリーズです。

第22回目となる今回は、株式会社ライフバランスマネジメント研究所の代表である、渡部 卓氏をお招きします。

急激な変化、不確実性の拡大、グローバル化の進展など、厳しい経営環境において結果を出すことが期待されている現代のビジネスパーソンは、これまでにないプレッシャーの中で、個人の持つ最大の能力・パフォーマンスを発揮できないといったケースも多く見られます。

そこで、改めて注目されているのが、メンタルタフネスの向上です。メンタルタフネス、あるいはメンタルヘルスというと、産業保健や医療の問題と捉えがちですが、経営の最重要リソースである人材、そして組織を活性化させて生産性向上を図るという意味では、企業が戦略的に取り組むべき重要な経営課題の１つであると言えます。

大きなストレスに負けてしまう人もいますが、逆にストレスをポジティブなモチベーションに変えてパフォーマンスが上がる人もいます。ビジネスの現場では、後者が必要とされるのは言うまでもありません。

リーダー／マネージャーとしては、部下のモチベーション向上を図るだけでなく、自身の自己変革も合わせて必要であり、エグゼクティブコーチングのニーズが高まっています。

今回のモーニングセッションにご登壇いただく渡部氏は、グローバルビジネスや海外勤務の経験を有する日本では数少ない研修講師、カウンセラー、コーチの一人です。コーチングやポジティブ心理学など最新の動向もふまえながら、経営やマネジメントの視点からメンタルタフネス経営、人材組織開発などについてお話いただきます。

講師紹介

渡部　卓 （わたなべ　たかし）

帝京平成大学　現代ライフ学部　教授 （2014年4月1日より就任）
株式会社 ライフ バランス マネジメント研究所　代表取締役

認定産業カウンセラー、認定ビジネスコーチ、日本産業カウンセリング学会常任理事・日本ビジネス心理学会常任理事。早稲田大学政経学部卒業後、モービル石油入社。その後、コーネル大学で人事組織論を学び、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院でＭＢＡ取得。外資系数社での幹部職を経て2003年にライフバランスマネジメント社設立。職場のメンタルヘルス、ハラスメント、グローバル人材育成などについて、講演、企業・官庁での研修実績は日本でも最多クラス。ＮＨＫ、日経、朝日など大手メディアへの出演、寄稿、連載なども多数。

ハーバード大学 マックリーン・プロフェッショナル・コーチング研究所フェロー/研究員。東京成徳大学、中国西北工業大学、瀋陽大学、上海師範大学、客員教授、早稲田大学、お茶の水女子大学、早稲田オープン大学、淑徳大学講師。
著書に、折れない心をつくるシンプルな習慣（日経ビジネス文庫）、折れやすい部下の叱り方（日経新聞出版）など、計12冊。

株式会社 ライフバランスマネジメント研究所　http://www.lifebalance.co.jp/