モーニング・セッション17 2012年4月18日(水) アカデミーヒルズ49(六本木ヒルズ森タワー49階)
ケロッグ経営大学院 モーニング・セッション17
「ソーシャルアントレプレナーシップの未来」
~日米2人の起業家が語る「社会起業」の現場とこれから~
日時 | 2012年04月18日 (水) 8:00~9:30 *受け付けは7:45~に開始します。 |
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講師 | John Wood ルーム・トゥ・リード 創設者 兼 共同理事長 鈴木慶太 株式会社Kaien 代表取締役 |
定員 | 70名 ※定員になり次第締切ります |
参加費 | 3500円 |
会場 | アカデミーヒルズ49 (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) |
主催 | アカデミーヒルズ |
備考 | ※すべて英語で行われます。通訳は入りませんのでご了承下さい。 ※今回は緊急特別開催のためサンドイッチ・飲料のご用意はございません。 |
内容
コラボレーション型リーダーシップを旗印とする世界最高峰のビジネススクール、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院日本同窓会とアカデミーヒルズが送る知の交流。
同校教授を始め、日本や世界を変えて行こうと果敢、かつ情熱的に活躍する卒業生や関係者を招き、ケロッグならではのカジュアルな雰囲気のなかで講演やディスカッションを通じて、チャレンジ精神溢れるマネジメントの最先端や大胆なリーダーシップの真髄に触れるシリーズです。
シリーズ第17弾目となる今回は、非営利団体ルーム・トゥ・リード(Room to Read)のジョン・ウッド氏の来日に伴い、緊急開催いたします。株式会社Kaienを創業した鈴木慶太氏もお招きして、ケロッグ卒のお二人の社会起業家によるセッションです。
ウッド氏は、マイクロソフトのエグゼクティブという立場を辞め、貧困地域の子どもたちに教育の機会を提供することを決意。非営利団体Room to Readを2000年に立ち上げ、途上国で学校や図書館などの教育施設の建設、女子児童への奨学金、現地語図書の出版や書籍寄贈を通じて、これまでに600万人以上の子どもたちに教育の機会を提供してきました。チャリティにビジネスの手法を導入することで確実に成果をあげながら、持続可能な活動を推進しています。
一方の鈴木氏は、留学に向けた渡米直前に長男が発達障害と診断されたことから、在学中は発達障害者のためのビジネスモデルを研究。全米各地のビジネスプランコンテストに出場し、主要コンテストでの優勝や上位入賞を果たしました。帰国後の2009年9月にKaienを創業し、発達障害を抱える人に特化した就労支援の分野で、独自のサービスを提供しています。
ソーシャルアントレプレナーとして実際に事業を立ち上げ、育ててきたお二人ですが、アメリカ発・途上国で活動しながらグローバル展開しているウッド氏と日本発・国内で事業を展開している鈴木氏を取り巻く環境は大きく異なります。お二人それぞれの視点から、社会起業のこれまでと現状、日米での違いについてお話しいただきます。その上で、今後のソーシャルアントレプレナーシップはどこに向かっていくのか、その未来についても議論する予定です。
「社会起業家」が注目されるようになって久しいですが、その間、日本はもちろん世界でも「社会起業」の分野で大きな成長と変化がありました。一握りの革新的な起業家だけではなく、個人でも組織の中にいても、社会に寄与しようという動きが活発となっている今、注目のセッションです。
参加お申込み・お問い合わせ方法
※本セミナーは、どなたでも参加できます。
※ケロッグ日本同窓会事務局< kellogg@arc-c.jp >までメールにてお申し込みください。
件名【ケロッグ・モーニングセッション17】とし、お名前、所属先、MBAホルダーの場合は卒業校と卒業年を記載ください。
※ケロッグ卒業生は特別料金がございます。お申し込みの際に、ケロッグ卒業生であることをお申し出ください。
講師紹介
John Wood (ジョン・ウッド)
ルーム・トゥ・リード 創設者 兼 共同理事長
ケロッグ経営大学院にてMBAを取得後、1991年にマイクロソフトに入社。
35歳のときにエグゼクティブの地位を去り、子どもの教育によって貧困の連鎖を断ち切るため、ルーム・トゥ・リードを設立。2011年末までに、アジア・アフリカ10カ国において600万人の子どもたちに教育機会を提供している。
クリントン・グローバル・イニシアティブにて3度講演、アメリカの経済紙 ファストカンパニー誌にて社会起業家賞を5回受賞。「40歳までに勇敢かつ大胆な成果を出した20人」としてタイムズ誌のアジア・ヒーローズ・アワード、世界経済フォーラムにおいて「ヤング・グローバル・リーダー」に選出。2010年には、バロン紙の発表した「25 Best Givers」において9位に選出されるなど、数々の賞を受賞している。
鈴木慶太 (すずき・けいた)
株式会社Kaien 代表取締役
1977年12月生まれ。東京大学経済学部卒業後、NHKアナウンサーとして報道・制作を担当。
2007年からKellogg (ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院)留学。経営学修士。
渡米中、長男の診断を機に発達障害の能力を活かしたビジネスモデルを研究。
帰国後2009年9月にKaienを 創業。
鈴木氏の魅力にせまるコラム記事はこちら:
◆「発達障害からリーダーシップを考える」
◆「“チームワーク”を分解してみる」